プロフィール
相談担当者 中川 るり子
経歴: |
愛知県立大学文学部国文学科(現日本文化学部国語国文学科)1998年卒
企業にて勤務。営業関連部門で営業事務、人事部で社員採用業務を経験。
カルミア小鳥の病院勤務。受付、診療補助を担当。2015年~
ペット栄養管理士取得(日本ペット栄養学会)2018年
動物臨床栄養指示者(ANC)認定(名古屋市獣医師会)2019年
ペットロス・パラカウンセラー取得(日本ペットロス協会)2020年
グリーフケア・アドバイザー2級認定(日本グリーフケア協会)2022年
グリーフケア・アドバイザー1級認定(日本グリーフケア協会)2023年
日本ペットロス協会、日本ペット栄養学会、日本グリーフ&ビリーブメント学会 |
私がペットロスについて学ぶきっかけとなったのは、愛鳥との死別でした。悲しみや後悔、絶望感に苦しむ日々を過ごしましたが、半年ほど経った頃、この別れを悲しいだけで終わらせたくないと思うようになり、勉強を始めました。姿は見えなくても、愛鳥が背中を押してくれているように感じ、これからも変わらず自分の支えや原動力となってくれるのだと思うと、悲しい中にもあたたかな気持ちが生まれました。
悲しみの形も、気持ちを落ち着けるのに必要な時間も、おひとりおひとりで異なります。まずは、今のお気持ちを安心してお話しください。飼主様が悲しみを抱えながらも立ち上がり、ご自身の足で進んでゆかれるためのお手伝いができればと思っています。
責任者 獣医師 伊木 治子
経歴: |
日本大学農獣医学部獣医学科1992年卒
カルミア小鳥の病院開院2002年~
武蔵野大学通信教育部人間科学部人間科学科心理学専攻2015年卒
中部大学大学院 国際人間学研究科 博士前期課程 心理学 2023年3月修了
4月~ 名古屋大学大学院 教育発達科学研究科 心理発達科学専攻 博士後期課程 心理危機マネジメントコース
ヨガ講師(CCY,Kaivalyadham) |
論文: |
ペットロスの論文「中高年におけるペット喪失体験プロセスの検討」(2024)東海心理学研究第17巻 |
出版: |
ペットの飼育と看取りの童話「みさとマロンの一三年」(2024)空とぶロバ出版 |
小動物獣医療について、心理学と死生学の視点から調査研究をしています。ペット喪失体験(ペットロス)は「公認されない悲嘆(Disenfranchised Grief)(Doka,1989)」の1つとされ、飼主様にとって大切なペットの死は、他者から、また、社会的にも認識されにくい喪失だといわれます。しかし、欧米と比べて、文化や宗教、生命観や死生観の違いから、日本ではペットを高齢まで大切に飼育し、丁寧に看取る飼主様が大勢いらっしゃいます。ペット喪失体験の不安や悲しみは、看取りの前から始まっています。ペットロス相談あいちは、ペットと人との関わりについて情報を発信していきます。また、飼主様だけでなく、獣医療従事者様、ペット産業に関わる方々とともに、いのちとのつながりを重んじる日本人として、生きとしいけるものの死生を考え、そのペットの死から自らの生をみる相談の場としてご利用いただければ幸いです。